★☆★★☆★ 7月5日の 『キノコレ』 ★☆★★☆★
「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45〜『grace』の中でお送りしています。
今週は、紀伊國屋書店富山店 奥野晃英さん からオススメの本をご紹介頂きます。
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本日、ご紹介する書籍は、
神田圭一さん、菊池良さんの 『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』 です。
タイトルからしてすごいインパクトですが、本の内容はタイトルそのままです。
皆さんも一度は食した事はありますよね?カップ焼きそばを。
私も学生時代はお世話になりました。
その「カップ焼きそば」の作り方を
もしも古今東西誰もが知っている
あの文豪が、あの著名人が書いたとしたら一体どんな文章になるのか?
徹頭徹尾、最初から最後まで真剣に、いい意味で吹っ切れた書籍です。
掲載されている文章は、太宰治、夏目漱石、三島由紀夫、村上春樹のような超ビッグネームから
池上彰さん、又吉直樹さん、百田尚樹さんのような本当に最近の方、
ドストエフスキー、コナンドイルのような海外文学に
変わりダネだと雑誌の記事風、古文、迷惑メールなどなど・・・
ある意味、文学や文体の紹介本のような気すらしてくる熱意にちょっと感動すら覚えます。
知っている作家さんの文体を見てクスりとするも良し。
この人の名前だけ知っていたけど、こういう文章を書くんだ(ただし焼きそばの作り方ですが)と感心するも良し。
色々と楽しめる一冊です。
ちなみに、表紙イラストを描いてらっしゃるのは、
最近はご自身のうつ体験を扱った「うつヌケ」が大ヒットした田中圭一さんです。
この方も手塚治虫先生はじめとする様々な漫画家さんの画風を真似たパロディを駆使する漫画家として有名です。
素晴らしい人選だと思います。
本作はBカウンター前、ワゴンで大きく展開しています。
ちょっと変わった本をお探しの方、是非、お読み下さい。
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<フェアのお知らせ>
夏目漱石生誕150周年フェア
紀伊國屋書店富山店では、ただいま中央Aカウンター横のフェア台で
「夏目漱石生誕150周年フェア」を展開しています。
漱石の代表作は勿論、漱石作品のガイド本や漱石自身について考察した書籍など
多種多様な漱石一色の棚になっておりますので是非、御覧下さい。
私自身の「漱石」の出会いは、中学くらいに「坊ちゃん」を読んだのが最初だったような気がします。
それから、何年かに一度、ふと読み返したりしています。
「こころ」がお気に入りです。
夏休みも近づいてきましたが、
読書感想文をちょっと思い出して、1冊お気に入りの漱石を探してみませんか。
フェアは夏の終わり8/31まで行っています。
紀伊国屋書店富山店スタッフ一同、皆様のご来店をお待ちしています。
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紀伊国屋書店富山店
住所: 富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F
電話番号: 076-491-7031
営業時間: 10:00〜20:00
HP http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/
※今月の店休日 7月は無し
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