★☆★★☆★ 11月21日の 『キノコレ』 ★☆★★☆★
「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45〜『grace』の中でお送りしています。
今週は、紀伊國屋書店富山店 奥野晃英さん からオススメの本をご紹介いただきます。
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好きな物はありますか?
または、ご趣味は何でしょうか?
この問いかけに対して、人それぞれ、様々な回答があるかと思います。
-では、その好きな物、趣味に対して「いくら」お金をつぎ込みましたか?
本日ご紹介する書籍は、そんな好きな物への「愛」が高じて
他人にとっては単なる「浪費」にしか見えない
現代女性たちの赤裸々をまとめた作品、
女性4人からなる文芸サークル、劇団雌猫さんの
『浪費図鑑〜悪友たちのないしょ話』、
『シン・浪費図鑑〜悪友たちのないしょ話2』です。
また、同サークルの、現代女性のメイクへの熱い思いをまとめた
『だから私はメイクする〜悪友たちの美意識調査』も話題となっております。
まずは、『浪費図鑑』シリーズのご紹介を。
ゲーム、俳優さん、男女問わずのアイドル、キャラクター、スポーツ観戦に動物etc…、
何かの拍子でうっかりハマってしまったジャンル、それはさながら底なし「沼」。
そんな深過ぎる愛の沼地にハマった女性たちの、泣き笑いの姿をのぞいて見ませんか。
そして、意外に「ウンウン」と頷くページがあるかも知れませんので、ご注意を!
続いて、『だから私はメイクする』。
こちらは女性ならほぼ日常のルーティンとなっているのでは無いでしょうか。
メイクに熱い思いを持った女性たちの叫びです。
「キレイになりたい」「自分を好きになりたい」「職場がノーメイク禁止」etc…
こちらも様々な理由から、メイクに時間とお金と労力を注ぎ込む女性たちの姿が描かれます。
書店員目線ですと、中に掲載されているそれぞれの女性たちのイメージイラストに
ファッションやメイクの参考にしてらっしゃる雑誌の名前が挙がっているのが、興味深いです。
そして、文章中に溢れる、コスメブランドの名前!
一読後に気になったブランドを調べるだけで、詳しくなれそうな熱量です。
-外からはどんなに無駄なお金に見えたとしても、
それが本当に無駄なのか、必要のないものなのかは本人にしかわかりません。
様々な趣味とメイク。
それは果たして自己満足なのか、それとも生きる上で必要な「愛」の一種なのか?
それは、是非この書籍を読んで判断してみて下さい。
劇団雌猫さんの作品『浪費図鑑』『シン・浪費図鑑』、
及び『だから私はメイクする』は、
当店下りエスカレーター近くの柱にて大きく展開しております。
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<紀伊國屋書店富山店からのお知らせ>
年賀状イラストソフト付き書籍
ただいま紀伊國屋書店富山店では、年賀状イラストソフト付き書籍を
店内Aカウンター横にて大きく展開しております。
今年も早いもので、残すところ1ヶ月と10日ほど。
来年の干支、イノシシを中心に
可愛いものから落ち着いたものまで
たくさんのイラストデータが入った書籍を展開しております。
数に限りがございますので、お早めにお求めください。
皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております。
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紀伊国屋書店富山店
住所: 富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F
電話番号: 076-491-7031
営業時間:: 10:00〜20:00
HP http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/
※今月の店休日: なし
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