★☆★★☆★ 12月5日の 『キノコレ』 ★☆★★☆★
「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45〜『grace』の中でお送りしています。
今週は、紀伊國屋書店富山店 奥野晃英さん からオススメの本&イベントをご紹介いただきます。
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『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』
-大丈夫。今までだって俺たちは何度も不死鳥のように蘇ってきただろう?
焼け死ぬどころか、更に力強く更に力強く燃え上がって見せるさ。
本日ご紹介する書籍は、自信をみなぎらせてそう言い放つ社長が、
ご自身の企業再生の実話を元に描いた作品。
その名も『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』です。
著者は、メガネの製造販売を手がけるチェーン店、
株式会社オンデーズ代表取締役社長、田中修治さんです。
事の発端は、今から10年前の2008年2月。雪に変わりそうな雨降る夜。
メガネチェーン店「オンデーズ」を当時小さなデザイン会社を経営していた
30歳の田中社長が買収するところから始まります。
この「オンデーズ」というメガネチェーン店は、
当時、誰もが倒産すると言い切った曰く付きの会社。
それもそのはず、年間の売り上げが20億円に対して、
銀行からの借入金、すなわち借金が14億円。
そして、野望に燃える田中社長に襲いかかる更なる試練。
ご本人の文中の表現を借りるなら「『遊び人』風のチャラい若僧」
であるところの田中社長就任を疑問視する社内の声。
巨大で、そして常に先をいく同業メガネチェーン店の存在。
手酷い土壇場での裏切り。そして何よりも、お金、資金繰りの問題。
そんな四面楚歌の中でも
作中の田中社長は常に前向きで明るい飄々とした態度を崩しません。
部下の方と時に喧々諤々の衝突をしても、
せっかく上手く行きそうになった事業が頓挫しても、
必ず立ち上がります。
この作品を経営や企業に興味がある方は勿論
それ以外の方にも読んで貰いたい理由は、
その立ち上がる田中社長の姿です。
企業小説ばりのピンチの最中で
ギリギリまで粘りチャンスを手繰り寄せようとするその姿は、
読む方にきっと元気を与えてくれるはずです。
-それ本気で言ってます?私は反対ですよ。破天荒にもほどがある!
その破天荒さに、驚き、そしてそれ以上に元気を貰える作品、
『破天荒フェニックス』は、当店書籍新刊台にて販売しております。
是非、ご覧下さいませ。
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<紀伊國屋書店富山店からのお知らせ>
おはなし会
ただいま紀伊國屋書店富山店では、
12月16日の日曜日15時より恒例となりました「おはなし会」を開催します。
今回は、サンタさんの鈴の音が聞こえる時期となりましたので、
クリスマスや冬にちなんだ絵本を読みます。
参加は無料です。
是非、ご家族での参加をお待ちしております。
皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております。
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紀伊国屋書店富山店
住所: 富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F
電話番号: 076-491-7031
営業時間:: 10:00〜20:00
HP http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/
※今月の店休日: なし
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