★☆★★☆★ 3月6日の 『キノコレ』 ★☆★★☆★
「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45〜『grace』の中でお送りしています。
今週は、紀伊國屋書店富山店 奥野晃英さん からオススメの本をご紹介いただきます。
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『そして、バトンは渡された』
本日ご紹介する書籍は、当社、紀伊國屋書店が行なっている企画
『キノベス!』で1位に輝いた作品でございます。
まず、「キノベス!」について簡単にご説明します。
「キノベス!」は過去1年間に出版された新刊の中から
紀伊國屋書店で働く全スタッフから公募した推薦コメントをもとに
選考委員18名の投票でベスト30を決定し、
当社スタッフが自分で読み本当に面白いと感じた本ばかりを
お客様におすすめしようという企画です。
◎キノベス!の詳細は コチラ
そして、今年、全国各地の紀伊國屋書店スタッフが全力で推した
「キノベス!2019」1位に輝いた作品は、
瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』です。
-私には父親が三人、母親が二人いる。
-家族の形態は、十七年間で七回も変わった。
主人公の高校生、優子は、幼くして実の母親を亡くして以降、
様々な事情で血の繋がらない「親」たちの元で育ちます。
これだけを聞くと「主人公の逆境と苦労の物語なのかしら」ときっと身構えるでしょう。
でも、実はその逆。
別れもあり、経済的に厳しい時もあるけれど、
彼女は冒頭のモノローグで「全然不幸ではない」ことを申し訳なく思うほど
幸せな十七年間を送ってきました。
この本は、そんな血の繋がっていないけれども一生懸命な「親」たちと
その大切な大切な娘の、家族というリレーの物語です。
一家族一家族、それぞれいいところもあり、悪いところもあり、
見えない悩みも、きっとあるでしょう。
それでも、優子とその「親」たちの絆を読んでいると、家族というものを信じたくなります。
そんな暖かさが滲む作品です。
本作『そして、バトンは渡された』を始め、キノベス!選出作品は、
当店中央Aカウンター前のコーナーで展開しております。
是非ご覧下さいませ。
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<紀伊國屋書店富山店からのお知らせ>
カナヘイさんのグッズフェア「カナヘイのゆるっと書店」
紀伊國屋書店富山店で現在開催しているフェアのご紹介です。
ただいま紀伊國屋書店富山店では、
まぁるい白い鳥「ピスケ」と「ピンクのうさぎ」のコンビで有名なイラストレーター、
カナヘイさんのグッズフェア、題して「カナヘイのゆるっと書店」を開催しております。
優しいパステル調と、どこかその名の通りゆる目の癒しキャラたちのグッズを
新学期に合わせたステーショナリー類から、ふわふわのぬいぐるみたちまで
たくさんご用意しております。
是非ご家族でご覧下さい。
Aカウンター前のイベントスペースで4月7日(日)まで開催しています。
皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
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紀伊国屋書店富山店
住所: 富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F
電話番号: 076-491-7031
営業時間:: 10:00〜20:00
店休日: 3月は無し
HP http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/
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