★☆★★☆★ 3月20日の 『キノコレ』 ★☆★★☆★
「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45〜『grace』の中でお送りしています。
今週は、紀伊國屋書店富山店 奥野晃英さん からオススメの本&フェアをご紹介いただきます。
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『インソムニア』
本日ご紹介する書籍は、第22回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作、
辻寛之さんの『インソムニア』です。
作者の辻寛之さんは、富山県黒部のご出身の44歳。
昨年『エンドレススリープ』で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞され、
同作品の出版に当たり改題加筆修正されたのが、本作『インソムニア』です。
本作のとある場面で富山に縁深い飲み物と一品料理が出てきます。
読まれた方は是非チェックしてみて下さい。
本作『インソムニア』は、PKO部隊陸上自衛官を襲ったある悲劇から幕が開きます。
アフリカの小国に派遣されたPKO部隊に所属する男女七名の部隊は、ある任務に従事する事となります。
その結果は
-部隊七名のうち、一名は現地で死亡、一人は帰国後に自殺。
彼らの帰国から三ヶ月後、
自衛隊員の心のケアを担当する衛生部メンタルヘルス官、神谷啓介は
上司から、残った五名の隊員たちのメンタル面でのサポートを要請され、
旧知の中である自衛隊中央病院の精神科医、相沢倫子とともに
隊員たちへの面会を行うことになるのですが…。
食い違う現地での証言。
起こってしまった「何か」の隠蔽を図ろうとする上層部。
自責と他責が絡み合う中で追い詰められていく隊員たち。
-真相を聞き出し、治療のための処方箋を作る。
そんな決意を嘲笑うような謎が二人の前に立ちはだかります。
果たして、日本から遠く離れた極限の地で何が起こってしまったのか。
隊員たちが眠る事すら許されず
すなわち表題「インソムニア=不眠症」に苦しめられる訳とは。
社会派本格ミステリーの新たな傑作『インソムニア』は、
当店文学コーナー、エンタテイメント新刊台にて展開しております。
少しでも早く謎を知りたい我々読者が眠れなくなる作品です。
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<紀伊國屋書店富山店からのお知らせ>
鉄道グッズフェア「駅鉄SHOP mini ぼくはちいさなしゃしょうさん」
ただ今、紀伊國屋書店富山店では
「駅鉄SHOP mini ぼくはちいさなしゃしょうさん」と題しまして、
お子様向けの鉄道グッズショップのフェアを開催しております。
その中で是非ご覧頂きたいのが、鉄道をデザインしたお子様向け「ソックス」です。
富山ではもうお馴染みの北陸新幹線・E7系を始めとして
本当に凄い種類の電車デザインのソックスをご用意しております。
他にも、お弁当箱や、傘、文房具類等、
これからの入学入園、進級のプレゼントにピッタリなグッズを
数多くご用意しておりますので、是非ご家族でご覧下さい。
鉄道グッズフェア「駅鉄SHOP mini」は4月7日(日)まで
当店中央イベントスペース開催しております。
是非お立ち寄り下さい。
皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
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紀伊国屋書店富山店
住所: 富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F
電話番号: 076-491-7031
営業時間:: 10:00〜20:00
店休日: 3月は無し
HP http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/
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