★☆★★☆★ 5月15日の 『キノコレ』 ★☆★★☆★
「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45〜『grace』の中でお送りしています。
今週は、紀伊國屋書店富山店 奥野晃英さん からオススメの本&フェアをご紹介いただきます。
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迷路の外には何がある?
本日ご紹介する書籍は、今から約20年前、
ちょうど2000年に出版され大ベストセラーになった『チーズはどこへ消えた?』の続編、
スペンサー・ジョンソン『迷路の外には何がある?』です。
ビジネス書、あるいは自己啓発書として
書名を聞いた事がある方は多いのでは無いでしょうか。
表紙は『チーズはどこへ消えた?』はそのままチーズを
続編の『迷路の外には何がある?』はチーズの次にキーとなるリンゴを
大きく描いた可愛らしいものとなっています。
ビジネス書、自己啓発書と聞くと
「とっつきにくい」「小難しそう」と思われる方が多いと思います。
しかし、この2冊の書籍は何より本自体が「薄い」のです。
ビジネスも勿論ですが、それも含んだ人生にとって、
著者のスペンサー氏が大切だと思う言葉を絞って絞っていったら
この「薄さに」なったのかなと読んだ後は思います。
本編も物語仕立てになっておりまして、
主人公はネズミのスニッフとスカリー、そして小人のヘムとホー。
彼ら二匹と二人はある迷路の中で暮らしています。
その迷路は不思議な場所で、時折「チーズ」が落ちている。
二匹と二人はそれを食べて生きているのですが、
ある時せっかく見つけたチーズの山が消えてしまいます。
ネズミのスニッフとスカリーは何せネズミなので
すぐ次のチーズを探しに迷路へ繰り出しますが、
腰が重いのは小人の二人、ヘムとホー。
-どっちがいいんだろう
-ここにいてチーズが戻ってくるのを待ったほうがいいのか、
迷路を探したほうがいいのか
チーズを求めて動き出したホーの物語が『チーズはどこへ消えた?』、
彼を見送ったヘムの物語が『迷路の外には何がある?』となっております。
果たして彼らは何を見つけるのでしょうか。
春は自分も周りも変化する事が多い季節です。
そんな変化する事の喜びを教えてくれる2冊、
『チーズはどこへ消えた?』『迷路の外には何がある?』は、
当店、上りエスカレーター前のワゴンで展開しております。
是非ご覧下さいませ。
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<紀伊国屋書店富山店からのおしらせ>
『pen BOOKS』フェア
ただいま紀伊國屋書店富山店では、
カルチャー雑誌『pen』が監修した『pen BOOKS』のフェアを
Aカウンター前のイベントスペースで展開しております。
雑誌pen本誌で売り切れになった特集をフルカラー書籍化したものを集めた本フェア。
内容もデザイン、芸術から宗教、日本史、世界史まで多岐に渡ります。
是非この機会にご覧下さいませ。
皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
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紀伊国屋書店富山店
住所: 富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F
電話番号: 076-491-7031
営業時間: 10:00〜20:00
店休日: 今日、5月15日(水)
HP http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/
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