こんにちは、ゲスト さま
6月21日のキノコレ
   

★☆★★☆★  6月21日の 『キノコレ』  ★☆★★☆★  


「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45~『grace』の中でお送りしています。

今週は、紀伊國屋書店富山店  奥野晃英さん  からオススメの本をご紹介頂きます。


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本日は、暑かったりジメジメしたりとテンションが上げづらい中で、
ザクッと熱くなれる戦国時代活劇をご紹介します。

実力派歴史小説作家、 武内涼さんの新作『暗殺者、野風』 です。

時は戦国時代、永禄四年秋。
「甲斐の虎」武田信玄と「越後の龍」上杉謙信は、
信濃の国川中島で対峙し、激突を今か今かと待っていた。
世に名高い両雄の名勝負、第4次川中島の合戦である。

時を同じくして、謙信討つべしとの密命を帯び、暗殺者の隠れ里を後にした少女がいた。

名は野風(のかぜ)。

美しくも、隠れ里最強の刺客。

それに対するは、要人警護専門の猛者たち「多聞衆」。

倒れゆく仲間、裏切り、戦場での別れと出会いは、
孤独な刺客、野風を史上最速の鬼に変えてゆく…
果たして、戦国史上最大の激戦の裏で紡がれる戦いの結末はいかに。

と、あらすじだけで熱気に満ち溢れた本作なのですが、
この作品の良いところは、主人公の暗殺者、野風だけでなく
脇役の皆も何かしらの悲しい願いや想いを持っている点です。

その想いの一つ一つが物語に熱さを提供する燃料となり、一気に読める作品となっております

個人的に、登場人物の一人、主人公野風と刃を交える好漢、鬼小島弥太郎がとても可愛いです。
鬼小島の厳つい名前に金棒をふるう大男なのですが、
端々に優しさが見え隠れするまさに好漢。

実在していた人物でエピソードもあるのですが、詳細は不明。
そんな人物を生き生きと描く武内さんの筆に舌を巻きます。

読んでさっぱりスカッとしたい方におすすめの一冊です。

当店、書籍新刊台及び、文学新刊台で展開しております。

 
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<フェアのお知らせ>

歌舞伎グッズフェア

戦国時代から次は江戸時代の和風つながりで、
ただいま紀伊國屋書店富山店では『歌舞伎グッズフェア』を展開しております。

今しか買えない歌舞伎をモチーフとしたグッズ、
フェイスマスクや手ぬぐい、扇子のような大人向けの商品から
お子様にも楽しんでいただける有名キャラクターの隈取りメイクキーホルダーやノートなど、
歌舞伎らしくど派手に大きく展開しております。

ちょっと変わったプレゼントに、夏の旅行シーズン観劇のお供に、是非一度ご覧ください。

「歌舞伎グッズフェア」は当店中央Aカウンター横にて、
7/9(日)まで開催しております。

皆様のご来店をスタッフ一同心からお待ちしております。


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紀伊国屋書店富山店  

住所: 富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F   
電話番号: 076-491-7031  
営業時間: 10:00~20:00  

HP http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/

※今月の店休日  6月は無し