こんにちは、ゲスト さま
しばんば 20170805&0812
★KUROBE THE STORY★
 
パーソナリティの岩木幸子です。
「KUROBE THE STORY」いかかでしたか?
 
この番組は、黒部に伝わる民話や伝承にフォーカスし、地域を再発見していきます。
朗読と、レポートなどを交え、楽しくお届けします。

2週に渡ってお送りした民話は「しばんば」
その昔、本当に昔、西暦550年頃、古墳の時代のことになります。
当時、新治村(現在の生地)は、塩づくりが盛んでしたが、海水を煮詰めて塩を作るために、必要だったのが芝。その芝を刈るのは、若いお嫁さんのお仕事。
日々の忙しく、どこか家族から虐げられていましたが、芝刈りの時には、
すこし開放され、ピクニック気分で出かけていたようです。

芝を刈りながら、生まれたのが即興曲。
気の合う仲間たちと思い思いに、歌い踊ったことが起源のようです。
やがて、一帯を治めていた人の手により、一つにまとめられ、今日まで伝えられているとのこと。

今回、お話をお伺いしたのは、しばんば保存会会長の川端秀昭さん。
その歴史を詳しく調べ、背景と共に、後世に伝えていきたいと熱く語ってくださいました。

小学生にも指導し、運動会でも送られている「しばんば」!
これからも、長く継承していただきたいと思いました。

8月14日の「名水まつり」では、輪おどりも楽しめます。
県内外の方、参加自由です。
詳しくは、黒部市立生地公民館までお問い合わせください。